東京の電車は混んでいるイメージが強い方もいるでしょう。
ただそんな中でも一部の地下鉄路線は比較的すいており、たいてい座れる路線が存在します。
そこで今回は東京周辺で昼間に空いている電車についてまとめます。
東京メトロ日比谷線
まずは地下鉄から見ていきましょう。
東京メトロ日比谷線は新幹線上野駅や電気街の秋葉原、六本木などを結ぶ路線です。
7両編成ではあるものの昼間は5分間隔で、たいてい空いています。
ただし欠点は他の地下鉄路線よりやや遅いこと。所要時間がかかりやすくなっています。
東京メトロ千代田線
東京メトロ千代田線は二重橋前(東京駅)や表参道、原宿を通る路線です。
10両編成で昼間5分間隔でやってくるので、空いていることが多いです。
東京メトロ副都心線
東京メトロ副都心線は渋谷、原宿、新宿三丁目、池袋を通り和光市へ至る路線です。
このうち渋谷~明治神宮前(原宿)~新宿三丁目間は急行や東急線内で急行だった列車は混んでいて座れないことがありますが、各駅停車であれば基本的に座れますし新宿三丁目~池袋~和光市間は電車ガラガラです。
近くを通るJR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ラインはいずれも混んでいますので混雑回避目的での利用にもってこいです。
都営浅草線
都営浅草線は押上(東京スカイツリー)、浅草、銀座を通り、京急線と直通し新幹線品川駅に行ける路線です。羽田空港や成田空港に直通で行きこともできます。
新橋~泉岳寺間でやや混みやすいものの、昼間であればほとんどの区間で座れることが多くなっています。
都営新宿線
都営新宿線は新宿、九段下(日本武道館)、神保町、秋葉原を通る路線です。
10両編成で運転しており、東京の中心部よりやや外していることから昼間はとても空いています。ほぼ昼間なら間違いなく座れるといっても過言ではないでしょう。
都営大江戸線
都営大江戸線は新宿、青山一丁目、六本木、汐留、両国(国技館)、上野御徒町を通る路線です。上野御徒町駅は新幹線上野駅広小路口から徒歩6分でたどり着くことができるので新幹線からすぐに利用することも可能です。
新宿~青山一丁目~六本木~大門間では混むものの、他の区間では空いていますのでたいてい座れます。
東京メトロ東西線中野~大手町間
東京メトロ東西線は中野、高田馬場、九段下(東京武道館)、大手町(東京駅)から千葉県方面を結ぶ路線です。
東京メトロ東西線は大手町~浦安間はとても混んでいて座れないことがよくあります。一方で、中野~高田馬場~九段下(東京武道館)~大手町間は空いており、昼間であればまず座れます。
東京メトロ半蔵門線永田町~押上~北千住間
東京メトロ半蔵門線は渋谷、表参道、青山一丁目、九段下(東京武道館)、神保町、三越前(東京駅)、押上(東京スカイツリー)を結ぶ路線です。
渋谷~永田町間はとても混みますが、それ以外の区間は空いていて昼間は座れることが多いです。
特に新幹線東京駅近くから東京スカイツリーを結ぶ路線ですので観光に使いやすい路線となっています。
JR横須賀線・総武線快速
東京から遠くを結ぶJR線でも空いている路線があります。
JR横須賀線・総武線快速は、鎌倉、横浜、品川駅、東京駅、千葉へと結ぶ路線です。
横浜~鎌倉間は鎌倉観光目的で混みやすいですが、他の区間は速さを求める人はJR東海道線に乗り換えてしまうこと、千葉方面は東京ディズニーリゾートや幕張メッセを外していることから多くの区間でかなり空いています。
JR中央線各駅停車(新宿~三鷹間)
JR中央線は快速電車は東京駅と新宿、吉祥寺、立川方面を結びとても混雑していますが、各駅停車は三鷹までしか行かないためかなり空いています。
吉祥寺を通る3路線のうちオレンジ色のJR中央線快速と京王井の頭線はとても混んでいますから、唯一の混雑回避策として空いている黄色い中央線各駅停車(通称総武線)が使えます。
JR武蔵野線
JR武蔵野線は船橋法典、東所沢などを結ぶ路線です。直通運転として舞浜(東京ディズニーリゾート)や東京駅、海浜幕張(幕張メッセ)にも乗り入れています。
このうち西船橋~武蔵浦和~府中本町間の武蔵野線区間では昼間はたいてい座れます。また西船橋から舞浜(東京ディズニーリゾート)方面も比較的空いています。
ただし西船橋~南船橋・海浜幕張間は幕張メッセへ向かう人で混みやすくなっています。
東急目黒線・東急新横浜線
東急目黒線・東急新横浜線は目黒、武蔵小杉、東海道新幹線新横浜駅を結ぶ路線です。地下鉄と直通しており東京中心部に向かうことも可能です。
神奈川県西部へのアクセス向上と新横浜駅接続路線強化のために開業しましたが、当初の予定より空いており空席が目立ちます。
東海道新幹線から混雑緩和目的や安値目的で東京にアクセスするのに使いやすい路線となっています。
ただし横浜アリーナや日産スタジアムでのイベントが重なる際には混雑しやすくなっていますので、注意しましょう。
小田急電鉄の準急・地下鉄千代田線直通の急行・急行向ヶ丘遊園行き
私鉄でも空いている路線があります。
小田急電鉄は新宿から下北沢、世田谷代田、町田、小田原、箱根湯本、片瀬江ノ島を結ぶ路線で、新宿を発着する列車はたいてい混んでいます。
が、先述した空いている地下鉄千代田線への直通列車は小田急線内でも空いています。
小田急線内で地下鉄千代田線に直通する列車は、準急すべてと急行向ヶ丘遊園行きのほとんど、我孫子行きや綾瀬行きなどの地下鉄直通電車です。
新宿発着列車には一部で8両編成で運転する電車もありますが、地下鉄千代田線直通列車はそもそも利用者が少ないうえに必ず10両編成ですから空いています。
東武東上線
東武東上線は池袋から川越方面を結ぶ路線です。東京都心から川越へ行く最短経路となっています。
昼間はどの列車も空いており、たいてい座れます。
東武スカイツリーライン
東武スカイツリーラインは浅草・押上(東京スカイツリー)から埼玉県喜多方面に伸びる路線です。
急行は10両編成、各駅停車は7両編成でそれぞれ昼間に10分間隔で電車が来ます。ともに空いています。
りんかい線
りんかい線は東京ベイエリアである有明(東京ビッグサイト)、お台場に行くための路線です。
全列車10両編成のため多くの期間で空いています。同じく東京ベイエリアを結ぶ新交通ゆりかもめよりも空いています。
私鉄では急行・特急を運転している路線では各駅停車が空いていることが多い
おおくの私鉄路線では、各駅に停車する列車はたいてい空いています。
これは乗り換え検索などで所要時間の短い列車が優先表示されるため、各駅停車が検索結果にあまり表示されないためです。
混んでいる路線沿線の方は各駅停車を選ぶことで空いている列車を選べることも多いですので活用してみましょう。
結び
東京周辺には昼間に空いている路線がたくさんあります。
ただし、平日・土休日ともに朝夕は混みやすいので、座れないことも多々あります。
それでも比較的すいている路線ですので、これらの路線を積極的に活用して東京都内を快適に移動しましょう!