日本各地を結ぶ新幹線。航空機と比べ運転本数が多いほか、当日でも駅で新幹線のチケットを購入できるなど利便性の高い遠距離交通手段です。
ただ旅行客が多く指定席が満席、予約不可能になってしまうことがあります。
指定席が満席になってしまったらもう新幹線に乗れないのでしょうか?
新幹線は満席でも乗れます!
まず新幹線は指定席が満席でも乗れます。
ただし指定席が満席だと指定席としての発売はしないほか、予約方法に制限が出ます。
そこで今回は新幹線の指定席が満席だった場合の対処法を紹介しましょう!
まずは前後の列車で空いている列車がないか調べてみる!
まずお目当ての列車の普通車指定席が満席でも、その前後を走る列車はまだ普通車指定席が空いていることがあります。
お目当ての列車が指定席満席で予約が取れなくても、前後2時間程度の広い幅で探してみましょう。
指定席が取れなった時は自由席!
指定席が取れなった時は自由席で新幹線を利用することができます。
その日の新幹線指定席がすべて満席でも自由席はガラガラであることが多く、窓側は選べないことはあっても座席に座れないことまずありません。
新幹線の通る駅などJR主要駅設置の指定席券売機・みどりの券売機などで発売する自由席新幹線特急券と乗車券で乗車できます。ネット予約のスマートEXや新幹線eチケットとして購入可能ですが、新幹線eチケットの場合駅での購入金額と比べ同額か割高になります。
自由席の車両の空いている席を利用できます。
発売額は普通車指定席の330円~930円引き、スマートEXや新幹線eチケット通常商品の130円~730円引きです。ただしネット予約してもEXポイントやえきねっとポイントは付きません。
自由席のない新幹線でも立席乗車券で乗車できる!
ただ一部の新幹線には自由席がなく、全車指定席として運転しています。この場合指定席が満席であれば着席できず、デッキなどに立って乗車することは可能です。自前のキャリーバックに腰掛けるのも良いでしょう。
全車指定席の新幹線は以下の通り。
- 東北北海道新幹線「はやぶさ」
- 秋田新幹線「こまち」
- 山形新幹線「つばさ」
- 北陸新幹線「かがやき」
このほかゴールデンウィーク・お盆・年末年始を中心に東海道山陽新幹線「のぞみ」も全車指定席として運転します。
「はやぶさ」「こまち」「つばさ」「かがやき」が指定席満席の場合、立席特急券を発売します。立席特急券は乗車日前日と当日に各新幹線の通る駅などJR主要駅の指定席券売機やみどりの券売機で、新幹線指定席から入ると購入することができます。ネット予約えきねっとでは発売しませんので、駅での購入が必須です。
なお東海道山陽新幹線「のぞみ」が全車指定席の場合、自由席特急券と乗車券で立席利用ができます。
ただ多客期でもよほどでない限り自由席は原則座れますので、自由席の新幹線を運転する区間では多少遅くても自由席のある新幹線「やまびこ」「はくたか」「ひかり」「みずほ」「さくら」などを使った方が快適でしょう。
このほか各新幹線ごとに傾向がありますので、以下の記事もご覧ください
結び
新幹線が満席で予約が取れなくても、自由席にはたいてい座れますし、全車指定席の新幹線でも立席特急券で乗ることができます。
みなさんも新幹線が指定席満席でもあきらめずに旅行してみてはいかがでしょうか。