選択乗車(新幹線在来線同一駅扱い)

選択乗車は、主に新幹線と在来線が同一の線であるという規則に倣って、新幹線単独駅に相当する在来線の駅を指定することで、在来線のきっぷでも新幹線のきっぷでもお互いの駅を乗降できる制度です。

規則上新幹線と在来線の駅を同一とみなすのは以下の通りです。

新幹線と在来線の駅を同一とみなす組み合わせ
新幹線駅在来線駅
新富士富士
岐阜羽島岐阜
新神戸神戸
新尾道尾道
東広島西条
新岩国岩国
新鳥栖鳥栖
新大牟田大牟田
新玉名玉名
本庄早稲田本庄
上毛高原後閑
白石蔵王白石
くりこま高原新田
水沢江刺水沢

上記の駅同士では、新幹線駅のきっぷは在来線の駅でも乗降できますし、在来線の場合は隣の新幹線駅までを含むきっぷについて新幹線駅でも利用できます。

これらの同一駅扱いでは新幹線と在来線を別線扱いしていたとしても、全区間において在来線の分割きっぷで新幹線を利用できます。ただしネット予約や旅行ツアーとセット販売が多い契約契約乗車票は対象外です。

なお選択乗車の原義は、特定の区間の乗車券を持っていればどちらの経路でも利用できるというのが趣旨です。

よく使う例としては、横浜駅発着の東海道線方面の乗車券で新横浜経由で東海道新幹線を利用できる、大阪以南から山陽本線方面の乗車券で新大阪経由で山陽新幹線を利用できる、などです。

裏技としては、山陽新幹線が開業した当初は選択乗車区間である相生~東岡山間で山陽本線経由ではなく赤穂線経由で切符を購入すると山陽新幹線をそのまま利用できるにも関わらず運賃が安くなることがあったのですが、1981年4月20日国鉄運賃改定で地方交通線を設定開始し、赤穂線が地方交通線に選定されたため、運賃計算キロで山陽本線より長くなりこの裏技は使えなくなりました。

ただしこの山陽本線と赤穂線の選択乗車は分割きっぷを購入する上では非常にキーとなります。これは相生-東岡山間の駅数が山陽本線は10駅なのに対し赤穂線は18駅あり、分割できる駅が赤穂線の方が多いこと、通しの運賃計算キロが0.5kmしか変わらないこと、地方交通線内のみの利用の運賃は営業キロで算出するが、20kmまでの運賃はほぼ幹線と同額であることなどから、赤穂線経由で分割きっぷを求めた方が山陽本線経由で求めるより安くなることがあります。

きっぷのルール
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